今回は、自身を見つめるためというより、人に伝えたいと思った内容。

2006年1月、製作日誌にてスタッフ募集をするかもしれないと宣言し、
そして思っていた以上に多くの方に、手伝ってもいいという意志があることを知りました。
誰にも相手にされないと考えていましたが、改めて、支えてくださる
たくさんの方がいることが分かって、ずいぶん心が楽になりました。


もちろん、これまで一人で色々な事に挑戦してきたこともよい下積みになったと思います。
自身で「やりたい」と思い、そして自身の力で「やった」ことは
全て自身の誇りになり、また自信に繋がります。

ユーザさんに「ここはダメだ面白くない」と言われる事も、
「創作に対する覚悟」を強くするためにとても大事なことだと
心の底から感じられるようになりました。
少しでも慢心すれば、どこかに作品の「隙」ができます。
遊んでくださる方はその「隙」に敏感です。

長いこと色々やって来ましたけれど、
やっぱり心を抜いて作ったところは面白くないものです。

心を研ぎ澄まし、隙無くおもてなしするのがエンターテインメントとしてのゲーム。
もちろん、それが自分の作りたいものであることは大事ですが、
「作りたいものを作ること」と、「隙無くおもてなしすること」は、
必死でやれば両立できるものです。


油断しないよう自身を見つめながら、これからも頑張っていきます。
誰かと協力して、力を合わせて、そしてできることなら、心も合わせて。


明日の自分が、今日の自分より強くありますように。