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9月の日記

■ 9月30日(日) もう、なんか ■

RPGツクール2000でシミュレーションゲーム作りました。
どうせなのでダメージ計算とかオリジナルで。
自分の頭の中で大量のデータがごちゃ混ぜになりながらも
辛うじて何とか上手く行ってるのか上手く行ってないのかわからないよーな
ギリギリな領域でプログラム組むのが恐ろしく好きなようです、ワタシ。
っつーかそれは別名、「挑戦」とも言いますけれど。

自分の知能限界のギリギリまで使って何かすると、その後多少賢くなれるので
結構好きなんスよねえ、IQ向上とか記憶力向上するつもりなら、かなりいい感じ。
普段の行動に慣れてしまって、それが何も考えずにできるようにまでなってしまうと、
若い人でもどんどんボケ始めるって話があるけど、こういう生活しとったらたぶん無縁ですのう。
まあ、壁は高いに越した事なし、かな。
修練の為にも、色々頑張りますか……。

とりあえず一週間全開で作った割には結構いい感じのものが出来ました。
たぶんこのレベルのシミュレーションはまだツクールでは誰も作ってないんじゃないかなあ、
と思いたいッスね……まあ自分以上の存在がいないワケなんて無いんで、
残念ながら「一番すごい」ってのは無理でしょうけど。

ま、出来る分だけ確実に努力する、だ。
「自分以上」の能力はどう頑張っても持ってないんだし。
とにかくマイペースで、明日も頑張ろう、うむ。

■ 9月28日(金) ごーん ■

がーん、永谷園のさけ茶漬けと間違って
お茶漬けのり(しかも2パックセット)買ってしまったくらいショックな事がー!!
っつーか両腕が痛くてもうだいぶ動きません!
何かと作りすぎです!!!うおおおおおぉぉぉぉぉ!!!
最初は右手でマウス操作やってたんだけどさすがに起きてる間ずっと
ゲーム作ってるとどんどん疲労も溜まっていくわけで。
しょうがないから今度は左手使ってやってたんですが、
ついに大破してしまいました。どうしよう。
まあ、最近指立て伏せしてなかったもんなあ、高校に行ってた時は当たり前のよーにやってたのに……。
おかげでハシを持つ手もふるえて禁断症状まっしぐらな感じ、うはあ。

しょうがないからネタでも考えるか……実はこれ打ってるのも痛いし。
くうー、己の愚かさが身に染みるのう……もちっと休ませる事を覚えんといかんなあ。

■ 9月27日(木) 明日へー向かってー ■

ギャグを頑張って考えて作ってみても全然ギャグに見えない!
話を思いついても全然良い話に見えない!
……っていうのは、たぶん無意識下で急激な成長を求めているからなんでしょうか。
っつーかこれがスランプってヤツか!?
なんとなくそれなりの物は作れるんだけどそれでは全然満足が行かない状況!

自分の今の段階はどう頑張ってもこれだけなんだから、
これから少しずつ頑張って確実に向上していけばいいじゃん!
どっちにしろそれしか道はない!向上するのに近道など無い!!
って、そう思うと大抵スランプ解消してたんだけど、今回はどうも思おうとしても思えない。
そういう場合、必ずどっかに原因があるんだよな……
実は答えを見出しかけてるから、現状で我慢できずにいるとか、
それとも、とてつもなく慢心してるとか。
うーん、わからん。ひょっとして後者かな。
とにかく限界超えたい気分で満々。

単に向上したい気持ちが、実際にレベルアップするスピードとかみ合わないのかも、ああ……。
ん?なんかこれって中学生の時にDante98U触ってた時の気持ちと似てるな。
ああもっと絵が描けたら、ドット絵が描けたら、プログラムが上手く組めたら、
もっと面白いシナリオが書けたら……などなどの気持ちで溢れてたもんなあ。
それから三、四年か……歴史は繰り返しておりますなあ。
だが、そのむやみやたらな空回りでも、今の俺の絵の技術、プログラム技術、
キャラを描く技術とかが身に付いたわけだから、悪い事じゃねえんだろうけどなあ……。
今になって再発してもやっぱりもっと絵が描けたらプログラムが組めたら
シナリオが書けたら……なんだよなあ。
でもそれ以外の何かを求めてる気もする。発想力かなあ、何だろう。
その何かを掴めればもっと急上昇できるような気がするんだが……。

……もしかしたら「その何か」って「自分だけの武器」ってヤツか?
誰にも真似できない、そんな特技、かあ。
確かに求めてる気もしないわけではない。
それなりに色んな能力も身に付いたし、そろそろ「あいつと言えばコレ!」っていう
俺なりのオリジナル能力を欲しがってるのかもしれんな……。
っつーかギャグ作ってばっかりで飽きてきたのか?もしかして。
だが無いとも言えんな……似たようなモンばっかり作るのが嫌になってくるってのは、
「説明書通りに組み立てるのが嫌になってきた」っつーあの感覚にも似てるし。

何にしろ、そろそろ脱皮の時期なのかねえ……。
まあ、「新しい事いっぱいやってみたい」っていう気分があるから、それは確かな気がするな。
もともと、毎日同じ生活なんてしたくねえって思ってこんな趣味持ってんだ。
同じ事ばっかやってて満足するハズがねえんだよな。今更思い出した。

うし、そんじゃあとりあえず、己のしたいがままに為す!
他人に頼まれて何かするなんてやっぱ上手く行かぬ!
他人の期待を背負ってても、俺は俺のやりたいようにやる!それが本当に一番強いから!!
誰にも期待されてない状態が一番強いのは、他人の期待通りに動こうとしなくていいからだ!!
他人の期待を維持し続けようとしてたら本当に自分のやりたい事がわからなくなってくる!!
だから他人の期待が減っても別にいいから、俺は本当に自分のやりたい事を見つめてそれを追求する!
同じ事の繰り返しで他人に喜んでもらうぐらいなら、
失敗してもいいから色んな事をやってみる!!
「創造」ってのは、一つの物をたくさん作る事なんかじゃねえ!

っつーわけで、少し新しい道を模索してみますか。
何か劇的に成長できそうな気がするんだ、頑張ってみよう。

■ 9月26日(水) ははーん ■

ちょっとシミュレーションゲームでも作ろうかと言う気になってます。
RPGツクール2000で作ればシステムなんていくらでも作り放題な上に
基礎さえできれば1マップ作るのも簡単!
シルフェイド見聞録作る間のつなぎとしては結構使えそうな使えなさそうな……。
マップ生成モードとか作ったらマニアなプレイヤーの人がマップ組んで送ってくれりゃもういくらでも手抜き(以下略)
っつーか、現実はそう上手くいかんのだがね……。

ま、とにかく色々やってみるかぁ。
今はもう、とにかく難しいプログラム組む修行!
シミュレーションゲームくらい楽勝で作れんとな。
学校で本格的にプログラミングやり始めたら現状ではとても能力が追いつかん気がするし……。
何より「無茶な事」が平気で出来るようにならんと、これから先がどうも不安でなあ。
誰もやった事のないよーな無茶苦茶な事を平気で出来るほどに力を付けたいというのが今度の目標。
その次は「誰も思いついたことのないよーな凄く面白い事をそれまでに付けた力で実現する事」だ!
やっぱ人生短いからな、技術のレベルアップは、出来る内にやっておかんと。
もっともうぬぼれないよーにする為の心のレベルもそれなりに必要。
頑張らんとなあ、うむ!

■ 9月25日(火) ■

自信はどうやったら出るのか?
ごくまれに、聞かれる。

己の自信の源は、
「自分の思いのままに作った物でも、人に良い思いをさせられる」のだと知ってるから、だ。
それはつまり、「自分そのもの」でも、人にとって良い存在になれるんじゃないかと思ってるから。
自分を偽って生きなきゃならないこの世界では、
「自分の言いたい事を全部正直に言ってしまったら、
 人との絆やその他が、何もかも駄目になってしまうのではないか」
という恐れが、誰しもあると思う。もしくはあったと思う。
何かを作っても、
「ああ、駄目だ駄目だ、こんなんじゃ自分の人格疑われちゃうよ」
と思いがちなんじゃないだろうか。
少なくとも、昔の俺はそうだった。
レジェンドオブレストールを誰にでも遊べる場所(つまりホームページ)に
置いておくというのは、最初はとてつもなく恐い事だったのだ。
今では当たり前のように置いてあるが、とにかく最初は何を言われるかを思うと恐かった。
それが「自信がない」って状態なんだろうな、と今の俺は思ってる。

で、結局、初めて公開したゲームも、
意外と「面白かった」と言ってくれる人がいて、
その時ぐらいから自信が付き始めたような気がする。
言葉だけで言うと変だが、とにかく

「俺は『俺』のままでいいんだ」

って思えるようになったわけだ。
あとで聞いた話では、こう感じるのはアイデンティティの確立とか何とかで、
とにかく自我同一性(自分に自信を持てるようになる)が発達してきている証拠なんだそうな。
これがないと精神的に大人になりきれないらしい。
保健体育の授業でもあったっけかな?
っつーか俺の場合ちょっと早すぎたんか?当時16歳だもんなあ……。
おかげで今では意味不明な事ばっかり言ってる変人扱いです。
まあ何はともあれ、ホームページ始めてなかったら一生臆病者で終わったかもしれない。
やってて良かったホームページ、ってな。


最初は良くも悪くも、「評価される」という確率があるだけでビビってたが、
今はようやく「批判される事」にも慣れてきた。
良いところだけを見て、というか、「自分の良い所」に気付いて自信を持てるようにはなった。
それは初めてゲームを公開した時に感じた事だ、一番最初の段階だな。
これからは、「俺の悪い所」にも気付き、そしてそれを潰すか、
もしくは有効利用して、「自信を持てる」ようにならなきゃいけない段階だ。
俺には最初「臆病さ」しか無かったから、多少の「大胆さ」を身につけなきゃいけなかった。
今は繊細な思考も、大胆な思考も、とりあえずはできるようになった……と思う。
それが弱点を潰すって事だ。というより、弱点の反対のものも身につける、って感じか。
んで、「臆病さ」を「繊細さ」として利用するのが「弱点の有効利用」だ。
とことん細かい所まで追求しようと思えばできる、ってのは、
常に「疑問を抱き続ける心」が必要になる。
いや、まだまだ!と、今よりさらに突っ込んで何かをやれるようになるには、
すぐに満足してしまうような心があってはいけない。

とにかく、自信を持てるようになりたいなら、
思いのままに何かを作って、ホームページに公開してみる、ってのも、
結構いい方法かもしれない。絵とか、音楽とか、ゲームとか。
だがレジェンドオブレストールは、さすがに最初はアップする気には
なれんかったなあ、そもそも仲間内だけで遊んでもらおうと思って作ったモンだし。
過去に前例のないゲームをアップするのは、自信ない時では本気でビビります。
無難なドラクエっぽいゲームでも載せた方がマシかも、って本気で思ってたもんなあ。
とりあえず、勇気を持って何かを作り、勇気を持ってネットで公開!
かなあ……まあ、アップする限りは悪い評価なんてそうそう来ないし、
自分に自信を持てるようになる第一の関門だと思えばどうにかなる、かも。
っつーか、この世界って勇気が無いとホンマに何もできんなあ……。


まあ、俺も所詮ただのガキだからな。
俺の言う事に、正しい事なんて何も無いかもしれないし、誰も聞かないかもしれない。
そんでも、今は己の思う事を信じるのみ、だ。
仮に何か間違いそうになっても、ツッコんでくれる家族や友がいるんだしな、うむ。
つっても、18歳の若造じゃ、イマイチ説得力に欠けるんだよなあ。
ま、ネット世界にゃ年齢なんて関係ないか……。
とにかく頑張ろ。

■ 9月23日(日) ああ…… ■

今日はゲーム作ってクソして寝た!終わり!(はしょりすぎ)

■ 9月22日(土) 「ふんぬ!」はいいけど「憤怒!」じゃなあ ■

絵描いてー、シル見作ってー、ばんざーい。
じゃなくって。
なんつーか、CGというか絵ってやっぱ難しいんです。
色塗りもまだまだだが、だいたい色塗る前のトコが駄目だ!下書きとペン入れ!!
絵の達人から見ればアラがバリバリ出てくる!
だがアラの部分がどういう所なのか、という教育を
全く受けてない身からするとチトやばい!!
やっぱり熟練した人のを真似て練習、そして目を養うとかをするしかねえかなあ、とほー。
絵とか描いてる時に一番困るのが、自分でアラと思える部分を特に見つけられなかった時なんだよなあ。
技術はともかく、目の方の成長が止まってしまった、ってワケだから、
仮にそれで満足してても、それ以上に上へは進めなくなってしまう。
そんな時は、新しい事を考えて、それを始めるしかない。
例えば絵ひとつにしても、マンガ描いてみるとか、新しい構図を考えてみるとか。

本職じゃねえから、って言って妥協するのは嫌だ。
才能が無いから、って言って諦めるのも嫌だ。
本職じゃなかろうが、才能が無かろうが、やるならやれるだけ向上していきたいしな。
とりあえず、本職目指してる妹に追いつく気持ちで頑張るか……。
上手く行けば、並のCGクリエイターのレベルなら超えられるかも知れない。
まずはそれが第一目標だな……まあ、同じ人間なんだ、為せば為る。

「絶対いつか出来る」って信じてやってるヤツは、やっぱ強いハズなんだ。
それを証明するためにも、頑張らないとな、うむ。
第一の目標は「己を信じて頑張る事の強さを、わかりやすく人に伝えられるくらいに」だ。

■ 9月21日(金) よしよし、この感覚! ■

体の内側から力が溢れるようなこの感覚!
自発的に創作行動しようと思える十分なエネルギー!
あー、ちょうど食いたい分だけ食っておると超が付くほどの健康状態になるからええのう。
家にいる間中ずーっと半端に眠くてやる気出んかったもんなあ、ううーむ。
家にいたときは目一杯飯が食えるのはいいが、
おかげで人間としての本能的な行動力がダウンしとるよーな気がしてならん。
何か作ろうと思う、すなわち自分の中のエネルギーを形にして放出するほどには体力が出ないんだよな。
動物もほぼ常にハングリー状態であるわけだし、
人間もそうでなきゃ同じだけのエネルギーは出しにくいと思うんだがねえ……。
ま、体力とかやる気が出ないからって死ぬ寸前まで食う量減らしたりはしない。
そこまで行くと心の病気だしな。
上手くいかない原因をそっちに持っていって、責任転嫁してるだけだ。
自分の弱さを見つめられないと、そうなる。
俺もそうならないよーに、常に気を付けないといけないわけだけどな……。

とにかく、今日からゲームも製作再開〜。疲れたら勉強。
ちなみに今作ってるのは、コンパクorベクター用のゲームが一本、んで他はシルフェイド見聞録。
前者はアクションRPG。なのでバグ大量発生の可能性が高いため、
万全を期す為に場合によってはテストプレイヤー募集するかもしれません。
まあ、まだまだ先の話ですがね……
だいたいRPGツクール2000でアクション作ったら、イベントが途中で中断されるとかが
まともに起こりうるので、それもふまえてイベント作らにゃいかんのが辛いッスねえ。
でも、それも腕の見せ所。デバッグすればするほど賢くなれるってぇモンです。
最終的な目標は脳の並列処理ができるよーになることだ!いつか手塚治虫を超える!!
というわけで、その気になって頑張ってみますか。
明日の自分が、今日の俺より強くありますように、ってな。

■ 9月20日(木) ほわっ! ■

現在、生物とかプログラミングなどなど大学勉強のリハビリ中。
徹底的に数学忘れてます。アハーン。

あと風来のシレンGB2が良いです。
おととい買ったゲームボーイアドバンスでプレイしております。
やっぱりコンシューマゲームはハイレベルじゃのう。
セリフとかドット絵にも細かい配慮がしてあって素晴らしい。
「分析する余裕もないほど面白い」ってのは、やっぱりいいですなあ。
俺もそういうのを作れるように、頑張らないとな。
システム的な面白さも、これからもっと考えてみるか……。

■ 9月18日(火) あ、久しぶり ■

なーんか実家に帰ってると日記書く気が失せるのう。
というか日記書いてるヒマがあんまり無いとも言う。
まあ何だかんだ言って、やっと俺の巣に帰還したわけなんですが。
ついでに郵便局で口座振替の申し込みもしてきました。
いっそがしぃー、っていうより家で作った分のデータをノーパソに入れたままなので
何もできないよりはまずやっておくべきことをパーッとやっておこうかなあと思ったためです。
さらに郵便局のお姉さんに「薄いですね」って二回も言われてしまいました。
何がってもちろん口座振替の用紙に書いた文字の事。
カーボン紙4枚重ねだから筆圧弱い俺にはちょっとアハーン。
まあ何はともあれ、これで水代と電気代払うのがラクになったってぇわけだ、うむ。

何だかんだ言って、やっぱり一人って気楽だなあ。それに体調も良い。
家族といるとどーも自発的に体調コントロールしようとか思えなくなってしまって
風邪の引きやすさが微妙にアップしてしまってるし。
どうも元の環境に戻ると、生活習慣も再びもとの状態に戻ってしまうらしい。
ま、ノートパソコンが帰ってくるまで、ゆっくり休養取るか……。

あと、ついでにテックウィンも届いてました。
前にパッと見た時は掲載範囲小さいと思ってたけど意外と小さくなかった、普通サイズですな。
だがRPGツクール作品なんてモンを載せていいのか疑問。
他のみんなは大抵プログラミング作品なのによ……なんか俺だけ得してるみたいでヤだぞ。

■ 9月13日(木) 強い人間と弱い人間 ■

自分を批判されたりして、
もう見たくないと思える自分への評価を見たとしよう。
わざとその評価を避けたり、目を背けて見ないのは、弱い人間だ。
厳しさから逃げてる。

「厳しさ」から逃げ続ける限り、人は弱いままだ。
どんなひどい事を言われても平気でいられるくらいのタフさと、
それに対して冷静に対応できるだけの精神力がなければ、
最終的にできる事など、たかが知れてると俺は思う。

目を背けたくなるのは、「弱さ」がそうさせている。
自分の心を傷つけたくないと思うから、見たくないとその人は思う。

嫌だと思うものに「立ち向かう」というのは、難しい事だ。
自分の行動への痛い評価、自分の作品への辛い評価。確かにあまり見たくはない。
でも、それを受け止めて、やっと自分自身が少しだけ成長できる。
なぜなら、自分の弱さ、自分の過ちを、しっかりと自分で受け容れる事ができたから。

「強くなる」というのは、
「自分が拒否したいと思うもの」を、「受け容れられる」ようになる事だ。
単純なもので言えば、食べ物の好き嫌い。
高度なもので言えば、他人の痛い評価、自分の弱さ、自分の過ち。

普通は、
自分が「何」から逃げてるかなんて、わからない。
「それを知った時点」でまた自分を傷つけるから、無意識に拒否する。
だから、そもそも「知ろうともしない」のだ。
何も知らないまま死ぬ人間も、きっと多い。
自分を傷つけるから何も知りたがらない人間、と言った方がいいかもしれない。

別に、そいつの心が弱いまま死んでも、俺には関係ない。
だが俺は、心の弱い人間が嫌いだ。
その人は本当の事を知りたがらない、本当の事を受け容れる事もできない。

心の強い人間は、自ら自分の弱い部分を意識して探そうとする。
それを受け容れる勇気があるから。
だから、どこまでも強くなれる。
「自分の真実」を知る、すなわち、己の強さを知ってそれを磨き、
己の弱さを知ってそれを克服しようとする事ができる。
「弱さ」を知らねば「強さ」はわからない。
弱点がそのまま長所になってるのだから、本当に自分の強い部分を知りたいなら、
弱い部分を受け容れるしかない。


その人の技術・能力うんぬんを言う前に、俺はまずその人の心を評価したい。
心を分析すれば、その人が最終的にどこまで伸びるのかがわかるから。

自分は、強くなりたい。
どんな辛い真実でも受け容れて、どこまでも上り詰める。
誰よりも強い心を持ちたい。
それが俺の生きる理由の一つ。

■ 9月12日(水) 飛行機落ちた、か ■

航空機が世界貿易センタービルやらペンタゴンやらに特攻。
自分が死んでも、必ず意志を繋いでくれると信じてるからこそできる行動。
多くの人間が完全に一つになって動く、「多少の痛み=自分の死」など全くいとわない。
普通の人は、そこまで素晴らしい結束を持ってるわけではない。
そして、そこまで人を信じる事もできない。
今自分が死んでも、あいつなら必ずやりとげてくれるだろうと信じて
命を捨てられる人間など、そうそういない。

実際に起こったが、まるで映画のような事件だった。
航空機をハイジャックして特攻。
見たこともない、まだ誰も考えた事もない行為かもしれない。
この作戦を考えた人がシナリオライターになったら、さぞかし面白い小説が書けただろう。
最強のシナリオライターは、最強の軍師であり、戦略家なのだ。
自分が動けば人はどう動くだろう、どうやれば相手の裏をかけるだろうと真に考えられる人間は、
最高の方法で人を傷つける事もできるし、
最高の方法で人に頑張る力を与える事もできる。

誰かを傷つけるのは簡単だ。
人は常に他人に傷つけられてるから、それを分析して最高の攻撃方法を導き出せばいい。

でも、誰かによって「頑張る力を与えられた」と思う事は少ない。
だから初期状態での情報量が絶対的に少ない。
分析するのも難しい。
それゆえ、人に頑張る力を与えるのはとても困難な事だ。

何かを憎んで頑張るのもいいけれど、
俺は、何も憎まなくても、何かを頑張れる事を知っている。
どんなに成長したと思っても、
それでも自分はどんな弱点を抱えてるか探して、
そして、できることなら克服する。
人間の「心」は、時代が進んでも全然進化していない。
芸術、音楽、人生観、それらは、1000年経って何か変わったのだろうか。
今でも昔の偉人達の言葉を参考にして生きてる我々は、
過去の偉人以上に高度な名言をほとんど残せていない我々は、
全くといっていいほど進歩していない。
進歩したのは、科学力だけだ。

だからこそ、俺は強い心を持って生きたい。
これから何十年もかけて、俺は少しずつでも、確実に強くなりたい。
進歩させるのは、技術だけじゃない。
どうやったら心が強くなったのか、
どんな考えだったら心が強くなれるのか、
それを探して、人に伝える。

成長してない人を見ると、苛立ちを覚える。
年をとれば、精神的な強さも勝手に上がると思ってたけれど、実際そうではないらしい。
強くなろうと意識しないと、また、己の弱さを克服しようとしないと、
全然成長できないのだ、人間は。

妹は、何かを模索していた。
自信がなくて何もできないよりは、かりそめの自信でもあった方がいい、と言った。
以前は、かりそめの自信はただの慢心だと言って避けてたはずだ。
俺の目には、だいぶ変わったように見えた。
でも残念ながら、父は何も変わってなかった。
大人だから、かと思ったが、そうじゃないと思う。
精神年齢の成長が止まったら、あとは年を追っていくごとに馬鹿になってくしかない。

たばこを止めても、身体が耐えられない、仕事に支障が出ると、よく言った。
父は、何かの理由を、決して自分の心の弱さのせいにしなかった、
できなかったのかどうかは、知らない。
人間としての弱さを見つめる事ができなかったのか、
そんな所に原因があると思いつく事すらできないほど慢心していたのか。

本人が真にリーダーとしての役割を果たせるほどの
精神レベルを持ってほしいと思うから、俺はこんなこと言ってる。
「成長しようと思う心」に、もう一度火を点けてほしい気がする。
自分に甘いままじゃ、人は成長しない。

そして、俺の二倍以上の年月を生きてるなら、
俺ごときの言葉で傷ついているようではいけない。
自分はまだ二十歳にすら到達してない、間違った事だらけの可能性だってある。
世の中には、もっと正しくて、とんでもなくきつい事を言う連中がごろごろいる。
現実の世界じゃ、自分がどう思われてるかなんてわからないが、
インターネットの世界は、まさか本人が見てるとは思いもよらずに
いろんな事をありのままに話してる場面に出くわせる。
それは当人の地位や、年齢などに全く関係ない、正直な意見だ。

俺にとっては、現実世界の方が色々甘い部分が多いと思う。
普段つきあってる友人にゲームをやらせても、
面白くなかった!と堂々と言ってくれるヤツはなかなかいない。
でも、相手はともかく、俺はそういう意見に慣れてしまってる。
だが俺が「正直に言ってくれよ」と言っても、あちらの「正直」は、
相手を傷つける意見だと思ってる。
だからどうしても、甘いのだ。

どんなに頑張っても、必ず俺を批判するヤツはどこかにいる。
どんなに周りの人にほめられても、それは平和な社会生活を営むための
偽装した意見にすぎないと心得よ。
自分がこんなに頑張ってるのに何でおまえらは、という言い分は、絶対に通用しない。
なんてったって、相手は知らないのだから。
その行為は、自分の「他人への無理解」を公言しているだけである。


人間の心の中ってのは、とんでもなくドロドロしてるんだ。
自分の心の中のドロドロした部分もいつか受け入れなきゃ、成長する事はできない。
それは辛い事だ。心がとても痛い。
でも、逃げてはいけない。

■ 9月9日(日) ■

久々に家に帰ったのはいいが、
よりによって俺の一番嫌いな話題無理矢理押しつけるか父よ!?
だいたい俺の性格知っててわざとやってるのか!?
なんで昔っから何で俺のヤな事ばっかり押しつけてくるんだ!?
しまいにゃキレるぞクソッ!!
って思ってても、そんな事おくびにも出さずに生活しなきゃいかんから苦手だ、家族は……。
半強制的にでも一緒にいなきゃならんから、
それを考えるといくらブチ切れようが冷静なフリしなくてはいけない。
だから家にいた時期は仮面かぶってるのがヤだなあ、って言ってた訳か……。
てめえの自分勝手で物事決めてんじゃねーよドアホ!!って言われるのは承知だし、
そうやって父がいろんな事を言ってくる事に対して慣れない俺は確かに悪い!!
人間としての適応力があるならそれくらい楽に適応しやがれって言われてもしょうがない!!
だが家族の中で一番優位だからってやってる事は暴虐じゃねーのかヌオオオ!!
他人に不信感抱かれてても、自分の立場がいいからって
立場の弱い人は不信感を外に出せないゆえに、
自分がどう思われてるか全然気づいてないんじゃないのか!?
汚いものを見せられずに過ごすって言ったら過保護なガキと一緒じゃねえか!!

って、思ってしまうのは、あっちの環境が良すぎたから、かね……。
短い間ながら、一人暮らししてるといろんなものが見えるもんだ。
そしてまた、自分に与えられたデータがすべてと思いこんでしまう生き物だというのも知った。
あっちに行ってる間、俺が何やってたかなんて家族の誰も知らない。
よって俺の都合ももちろん知らないし、俺は聞かれた事しか答えられない、
それ以前に「自分から何か伝えたい事」ってのが、この世界にほとんどないのも原因だ。
そして、『そう思ってても誰も口にできない場合』がある。
相手がコミュニティーの中で優位な立場にあったら、リスクを考えると
とても正直にその人の感想を述べる事などできない。

親父も、俺がガキの頃はいろいろしごいてくれたけど、でも自分の仕事に誇りを持ってて、
作る喜びと、今よりずっと謙虚な心を持っていたはずだと思うんだがな……。
少なくとも、酒に呑まれるほど飲む事は一度もなかったような気がする。
今の仕事についてどう思ってるかは、俺からではわからない。
親から押しつけられた人生なんてくそ食らえだと思ってるかもしれないし、
もう現状からは逃げられないから、仕方なく今の仕事が一番だと思いこもうとしているのかもしれない。
それで結局、俺たち兄妹には人を導く仕事がどんなにイヤな事か見せつけてるようにしか見えなかった、か?
まあ、そうとは限らないが、そこには俺らにマイナスイメージを抱かせる何かが必ずあった。
人を導くその辛さは、父の言動から、俺らの心の底に強烈に刻まれてるのかもしれない。
人を導くような人になれと言う本人は、人を導く事の恐ろしさを教えてくれたのだ。


俺は、他の人たちと水平な立場を崩したくはない。
確かであろうと思われる事を言ってくれるのは、そういう人たちしかいないから。
有名人に対して暴言を吐くことはできるけど、正確なアドバイスを言ってやる事なんてそう思いつかない。
どうせ聞いてくれないと思う所があるのか、
それとも遠すぎる人には隣人と同じように扱う事を思いつかないのか。
できることなら、俺はいつまでも一般人でありたい。
地位や権威は、いくらそれを無視しようとしても、必ずそこにフィルタがかかる。
王が暴君へと変わるのは、そのフィルタの存在を意識していなかったか、
それとも、信頼しあっていて、お互いにけなしあえる仲の友や家族がいなかったか。
俺たちは、お互いにけなしあえるような家族ではない。
いるとしても、父の父、祖父くらいか。
でも祖父は今俺が言ってるような事のアドバイスなんてしてないかもしれない、
立場の弱い人間は、立場の強い人間に対してどう振る舞うか、どう思ってるのか、
そういう事を知らないかもしれないから。
父は嫌われる事はすでに承知だと、昔言っていたかもしれない。
だが、それを本当に意識しているようには見えない。
何か良い事を言われれば、必ず同じだけ悪い事を言われる。
そして、どんなに少なくても、悪い事の方が必ず大きく見えるはずなんだ。

俺はまだ若いし、人生も全然知らないガキだろう。
言ってる事だって全部間違ってるかもしれない。それでも別に構わない。
ただ、俺がどう思ってるか、それだけは知ってほしい気もする。
それと、平気な顔してブチ切れそうになってるヤツがそばにいても、気づかないんだと言うこと。
どんなに不信感を抱いていても、人間は自分より優位に立ってる人にはニコニコできるんだ。
昔と比べたら、今の父親の状態は、成るべくして成った、という気はする。
でも、だからこそ自分で気づいて、努力して克服しなきゃならないんじゃないだろうか。
人を導く立場なら、酒に呑まれてる場合じゃないだろう。
仮に暴言を吐かれたとしても、酒に頼らずとも耐えられるだけの精神がなきゃ、どちらにしろ良き人間にはなれない。

背負ってるものを克服できないままじゃ、いつになっても成長しないんだ、人間は。

■ 9月7日(金) 誉められ慣れしてないひと ■

日常生活、色々頑張っても、人から誉められることなど少ない。
特に、ユーザーの声から遠く離れた場所にいる仕事では余計にそうだ。
努力の割には、人の喜ぶ声が聞こえない。
オヤジが飲み屋に行くのは、そういう理由からだろうか……。

人に誉められた事のある人間は、人を誉める事ができる。
もちろん、それは正当な評価の上での話だ。
凄くないものは俺だって誉めない。
普段、他人に誉められない人は、頑張った成果を誉められると非常に嬉しいモンがある。
が、慣れてない内は、本当に心から誉めてるのかどうかわからない。
場合によっては、本当はそんな気はないのに、口で言うだけでも相手を誉め落とす事は可能だ。

そして不思議な事に、そういう商売も一つの商売として成立している。
なんつーか、虚しいモンだな……。


最近は正直というかそこそこ正当であろうと思われる評価を簡単に口にしてしまうので、
嫌われる事も多いが、好かれる事もまれにある。
で、結局「才能あると思うよ」の一言で、人は意外と簡単に好いてくれる事を知った。
俺は本心から言ってるんだけどな……悲しい事に、これは「言う」だけでも効いてしまう。
ずる賢い連中は、そうやって巧みな(つってもマニュアル化できるほど簡単な)話術で相手を陥れるんだろう。

ちなみに、CG作家とかちっと上手く行ってるクリエイターは
誉められ慣れしてるので、そういう落とし方はあまり効果がない。
逆に、失敗すれば胡散臭いなと思われてしまうのがオチだ。
持ち上げられる事には慣れてるだろう。
そして自分から見た自分の評価も、それなりに確かなものを持ってるしな。

だいたい、誉めるってのはわざとやるもんじゃないんだ。
正当な評価を言って、それが相手にとって予想以上の答えだったら喜ぶし、
予想以下だったらガッカリする、それだけの話。
正直に言っても、それはけなしてるだけにもなるし誉め倒してるだけになるかもしれない。
でも、人を正当に評価できない人は、自分も正当に評価できない。
たいてい、自分を良くみすぎて、無理にでも相手のレベルは低いと思いこむか、
それとも自分を悪く見過ぎて、他人は必ず自分以上なんだと思いこむか。
他人に対して心の底から「あんたすげえ!」って言えないヤツは、その人自身も凄い人間にはなれない。
必ずそんなヤツはどこか近くにいる。
心の底から、自分以上の人間なんていないと思ってる人間は、慢心してるか、
それとも本当に自分が超天才なのか、
傍にいる自分以上の人間が「己の賢さを見せつけないほど」賢いか、
それとも、自分が他人の凄さに気付かないほどバカなのか。

もし本当に賢かったら、賢いのは絶対に隠して相手の動向を見る。
そして「俺は凄い」とか思いこんでるような連中を見てほくそ笑んでるかもしれない。
どこにだって、とんでもない連中はいる。
忘れちゃならん事だ。

■ 9月5日(水) 現在帰省(寄生)中? ■

というわけで現在実家です。
母の飯は相変わらずうまいしパソコンもあるしで言う事なしなんですが、
やっぱり作業効率の面から考えると一人の方が早いなあ、うーむ。
テレビのない生活がいかに素晴らしいか皆わかってないだろ……。
気を逸らさずに完全に集中できる瞬間、己の己としての感覚を研ぎ澄まし、
何かを生み出す喜びを感じられるひととき。
仕事やら学校やら家に帰ってきてテレビ見てボーっとしてる暇があるなら
速攻で数十分程度寝て体力回復させてから生産的活動を営む!
「己自身」が人に認められてると直に感じる事は、はっきり言って気分いいぞー。
もっとも、人に認められるまでいっぱい苦労したり認められなかったり
イヤなトコ突かれたりして気分悪かったりする事も多いが、
それでも自分の好きな事やり続けて、その結果少しでも喜んでもらえた時は、
「これ以上の幸せはない」って思えるもんだ。

その幸せを知ってるか知ってないかだけでも、
自分は人に必要とされてるのかも、とか、自分は自分らしくやればいいんだ、とかの
己のアイデンティティ(っていうのかな?)の強化にも繋がる。
自己の確立が早い段階から行われれば、それだけ人間的にも成長できる機会が増えるって事だ。
どんなに小さなものだとしても、それを全力で作って多くの人に喜んでもらえたら多少は自信も沸いてくる。

自分の存在に対して安心できるようになるってのはやはり強い、
自分一人でもビビらない、かなり辛い事があっても全然平気、などなど
たくさんのメリットが付いてくるのだから。

「俺は、俺にできる事を俺だけの方法でやって生きていく」

この想いがありゃ、きっと夢も叶うだろう。
それを信じて、明日からも頑張る。
はかどる、はかどらない、の問題じゃねーんだ。
どこに居たって、どんな障害があったって、どんなに時間がなくたって、
それを克服して夢を叶える人間こそが「カッコいいヤツ」でしょ、やっぱ。

■ 9月3日(月) やっと片づいた〜 ■

冷蔵庫の中の全食料、昨日と今日でやっと片づきました。
朝飯はゆで卵4個です、っつーか食い過ぎですな。
んで、それを燃えるゴミに出せば部屋の中の生ゴミはゼロ!
これなら久々に帰ってきて硫化なんたらの臭いが充満してたりはしない!
ついでにデスクトップからノートPCに必要なソフト類全部コピー。
とにかく、これで心置きなく田舎(どっちがイナカだか)に帰れるぜー。
あとは自由席切符で果たして座れるかどうかだが……まあ、どうにかなるよな。
朝方や夕方でない限りそうそう混雑しないでしょ。
あと無理してレールスターに乗ったりしない限りも大丈夫なハズ。
にしても特急ってホントに金かかるなあ、こんなんだったら新しいHDDでも買った方が得じゃねーか……?
ま、それは人の価値観によりけり、か。
人との繋がりの為に大枚払う人もいれば、本気であまり価値がないのではと思う人もいる。
そして、一人で家飛び出していった側は意外と家族と会わなくても平気なのかも。
オヤジも一緒だったのかなぁ……いや、どうだろ。そんな話聞かんから知らんな。

まあ、夢に燃えてる人間に懐郷の意を期待するのは無理なのかもしれない。
休み中の目標バシッと立てて頑張ってる時に帰ってこいコールは
ちと「えー!?」って感じになっちまうしなあ。
それでも、家族を思うなら帰るしかねえか。
7年前からゲーム製作にベタ惚れしてるからなあ……
それに比べれば人間への愛なんてちっぽけなもんかぁ、とほほ。
逆に言えば、ゲーム作れたらもう何も要らない、とも言うけど。

■ 9月3日(月) 何もない日 ■

盆休みや夏休みのあった人々は、
その自由な時間の間に何かしたのだろうか。
自由な時間を、有意義な時間にできたのだろうか、
そして、何か意味のある事をやれたのだろうか。

自由な時間を、本当に満足するほどに使える人間がどのくらいいるかはわからないが、
もしかしたら、少ないんじゃないかと思う。

受験をしていた頃は、自由な時間を日記を書くことに費やしていた。
日々に何か見出すものがあればと思っていたのか、
それとも思い詰めている事を文字にしてみて、本当に思い詰めるような事かどうか確かめているのか。
おそらく、後者だろう。今でも日記の役割はそれが大半だ。
そして結局は、何も思い詰めるようほどではない、という結論にたどり着く。

大人が酒を飲むのと同じだ。
酒飲んで愚痴って、気分を晴らす。
俺は自分で自分を見つめて、そうやってる。
「その問題が大した問題ではない理由」がどこにあるか見つけ、
「結局は周りの人間と同じ悩みである、それが地位の違いだろうが、
 能力の違いだろうが、最終的には他の人間と何も変わりないのだ」と気付くたび、
「ああ俺が人間だからそれを問題に思ってるのか」と思い、
そう思った瞬間に、それはすでに問題ではなくなっている。
もちろん、こうなるまでにも何十回何百回と考えてきたが。

日々の作業として、それだけは前々から止めなかった。
どんな辛さにしろ、結局は自分でケリを付けなければいけない日が来る。
障害や辛さをため込んでいくのだけは、ごめんだ。
だから毎日、どうやれば克服できるか考える。
「こんな嫌な事があったんです」と言って他人に同情されるのもいいが、
それは結局、「孤独」や「別の何か」に負けている事になってしまう。

自分と戦うとは、
すなわち自分の負の感情、孤独や恐怖に打ち勝つ事。
もともと負の感情が弱い者は、自分勝手になるだけだが、
孤独感や恐怖心を強く抱いていた人間がそれを克服すれば、恐れも勇気も知ってる強い人間になる。
本当に強いのは、プラスの要素ばかりを最初から持ってる人間じゃない。
マイナスの要素を克服し、もしくはプラスからマイナスに落ち込み、
プラスとマイナスの両方を知った人間だ。
幸福と不幸を両方知ってる人間でなければ、幸福を幸福と感じられないし、
不幸を不幸と感じる事などできない。

最終的は、物事を正しく、高精度で認識する「目」も身に付く。
もちろん人によって誤差はあるが、最終的な見方は似たようなものだろう。
この「問題」は人間としての視点から見ればこうだが、地球という視点から見るとこうだ、
子供から見ればこうだし、大人から見ればこうだろう、とか、そういう多角的な目が育つ。
自分の事しか考えていない人間と比べれば、その目を持った人はより成長している人間に見えるだろう。
だが逆に、多くの人の事を考えてしまうがゆえに、
ある物事を判断するとき、「正しい・間違ってる」などの一言では言い切れなくなってしまうのだが。

自分と戦えば、自分は強くなる。
自信過剰なのも自分の弱さなら、自信がないのもまた自分の弱さだ。
こればっかりは、一度でも本当にその良いバランスを知らないといけない。
ああ、俺の作ったモンなんて所詮こんなんか!なんて非力なんだ俺はぁぁぁうおおお!!
と言うぐらいが、今の自分にはちょうどいい気もする。
自信過剰になりかけの時の信号は、まさに日記で
俺ってもしかして凄い?と言いかけたその時である。
よーく、覚えておこう。
自分の状態を正確に認識するためにも。

■ 9月2日(日) ■

公園にて
子「ねーおかーさーん、あのおじさんいっつもあそこで座ってるんだよー」
母「こらっ、見ちゃいけませ……って、ま、まさかあなた!?」
おじさん「な、◎子!?なぜここに……」
母「会社に行ったんじゃないのあなた!?どうしてここにいるの!?」
おじさん「ぐはあ〜」

という会話が繰り広げられてそうな勢いで近くの公園によくスーツのおっちゃんが座っておるんですが。
最近は不況なんかねえ……。
これからはもっと不況になりそうな気もするなあ、どうなんだろう。

■ 9月2日(日) お! ■

過去のコンパクのアクションRPG、色々やってみたんだが、
駄目なのはやっぱり操作性の問題のようだ!
こっちが攻撃喰らうかどうかギリギリの射程ではさすがに辛いもんなあ。
だいたい、どう見ても攻撃が当たってるのにヒットしてないってのがどーもストレス溜まるのかも。

んで、色々やってみたんですが、やっぱり当たり判定は二マス前とかでも意外と厳しいようです。
ある意味、ウチのアクションRPG試作ってバランスいい……のかも?
でも、やっぱり近距離武器とか作りたい。
ので考案。
目の前「辺り」の敵の画面X座標とY座標で主人公との距離計って
それで当たってるかどうか計算すりゃ、
走りながらの攻撃でもかすっただけでちゃんと当たる!
RPGツクール2000では通常速度で移動してる場合、1/60秒に2ドットずつ
移動してる事になっており、これなら短い距離の攻撃をするとき、
敵が1マス2マスとかの計算では射程に入ってなくても、きちんと当たる!
攻撃するとき、前らへんの敵ID取ってそれ使ってその敵のX,Y座標取って、
それと主人公の相対位置がなんぼ以内なら命中、って計算すりゃ、
スピーディな近距離戦が上手い具合に作れるハズなんだが……。
ちっとばかしやってみるかな。
って、これプログラム言語で組んでるのとほとんど変わんねーじゃん!
んがー、でもプログラム言語だと基礎作るだけで死にそうになるから却下。

というか何でみんなウチのよーに半端な射程武器のあるアクションゲームとか作らないんだ!?
武器もイベントで管理して、その飛んでる武器イベントと敵イベントが重なったら命中、
ってやってしまうとそうは当たらんぞ。
それにだいたい、たいていは連射できるようにはしてないみたいだし……。
武器と敵重なったら、ってするなら最低3連射、二倍速くらいの武器じゃないと
やっぱり気分悪いよなあ、うーむ、どうだろう?

この際、めっちゃ操作性のいいアクションゲームでも作ってコンパク送ってみるか……。
ストーリー性、システム性にも面白くするのが第一目標だな。
斬新性があればエビコンでも強いが……うむむ、アクションRPGで斬新性か。
何か面白いネタないかなっと。色々考えてみるか。

■ 9月1日(土) ヤバイなー ■

なんか色んな意味で、どんどん差詰められてるというよりは置いてかれてるぞ俺!
ボーっとしとると永遠にアホのままやんけ……うむ、負けられん!
もっと頑張ろう!最近いまいち気合いがないぞ俺!

というより、普通のRPG製作の技能が足りなさすぎるんだよな……。
シルフェイド見聞録も早く続き作ろうかと思ってるけど、
たまにゃあただのお使いイベントの練習がてら、RPG作りでもしてみるか。
難易度が簡単な程度のアクションも付けて。
コンパクにはレベルの高いアクションゲームが溢れてきたから、
さすがに今更アクションでは難しいだろうしな……。
思いつくのが早くても、それは使わなければいつか腐る。
生鮮食品なみだし、しょうがねえ事なんだけど。
思いついたシステムとかも、思いついた瞬間の2ヶ月前に違う人が
もう思いついていたって事もザラだし。
発想の世界はスピードが命、か。負けてられんな。
発想力をどうやって引き上げるか……難しい問題だ。
でも答えは知ってる、
色んな物に感動せよ、つまらない物にも感動せよ、人とは違う目を身につけよ。
人の考えていない事、それすなわち発想である。
だがそれを実行するのは難しい。本当に少しずつ焦らず努力せねばならない。

本気で発想力がとてつもなくなってくると、狂気と正常の狭間にいる事になる。
人に受け容れてもらえないほどに普通から遠い代物なら、
それは「早すぎた名作」などというなぐさめの言葉しか出て来ない。
もしくは、一部の熱狂的なファンが付くか、だ。

とにかく頑張るしかねえ!!
いかに普通を逸脱し、それでいて新しいと感じさせるか!
どんなに素晴らしいモンでも、第一に操作性、第二にわかりやすさ、第三に斬新性だ!
どんなに斬新でも意味わかんなきゃ面白くねえ、操作がクソ重かったりしても全然面白くねえ!
少なくともそれだけは長年かけて理解したハズ!
つっても、この辺は自分の能力決めつけてると一瞬でクソになるけど。
「ユーザーの人はこれでストレス溜まらずにやってくれるかなあ」と
半分オドオドしながらじゃねーとつとまらんぞ、こんなの。俺の臆病さゆえの利点か。
一応これをまず唯一の俺の利点とし、あとはどのくらい斬新性を生み出すか!
これは勇気がいるんだよなあ、知らない内に思いついたこと抑制してるよーじゃ、
発想なんてモンはなかなか生まれん……。
まだまだ俺も子供、ってか。
だがこのままじゃ一生、真の意味の「大人」になれんかも。
時間が経てば経つほど弱点が見えて、見えては直すって繰り返すんだからなあ……。
ま、それは成長の証って事か。
「成長するのが子供」なら、別に一生子供のままでも構わないかも。